2026年 ご挨拶

2026年、自動車および半導体関連分野では生産の回復傾向が見られ、新たな設備導入も進む中、現場における人材需要が再び高まりを見せております。
なかでも弊社お取引先各社より、設計エンジニア、設備保全、そして生産技術職の人材派遣について、着実にご相談やご依頼が増えていることを現場実感として受け止めております。
【人材輩出型モデルの確立とエンジニアファーストの推進】
弊社では2022年から製造現場の安定稼働を支える保守・保全エンジニアの育成に注力し、未経験から技能習得に至るまでの教育プロセスを体系化しながら現場経験を有する人材の安定的な供給体制を整備してまいりました。
そして本年より、機械・電気設計エンジニアの派遣体制を一層強化するとともに、エンジニアが複数の製造現場で実践経験を積み、専門性を高めながら、やがては製造メーカーの正社員として転籍し、現場の中核を担っていく――
そうした人材輩出型モデルの確立を重要施策と位置づけ推進してまいります。
弊社が目指すのは、派遣社員一人ひとりのキャリアビジョンに寄り添いながら、その成長を後押しするエンジニアファーストの事業モデルであります。
派遣として働く人材を、未来の製造現場を支えるプロフェッショナルとして育て送り出すことで、人材ビジネスに新たな価値を創出してまいります。
【現場文化がもたらす競争優位と請負の力】
ところで、企業経営と同様に、製造現場においても「文化は戦略に勝る」と、私は常々実感しております。
技術や市場優位性は時代とともに移ろいやすいものですが、一度根づいた現場文化は、長期にわたり企業の競争力の礎となり得ます。
弊社の強みである製造請負事業においては、社員が自らの仕事に責任と誇りを持ち、5S活動やQCサークルを通じて日々現場改善に努めております。
請負現場において、トヨタ生産方式を基本とした改善文化が共有され、職場全体で「より良い現場づくり」に邁進する風土が築かれております。
ゆえに、仮に同じ人数であっても、派遣社員と請負社員とでは、数年単位で比べると品質や生産性、5Sや改善活動への取り組みにおいて大きな違いが生まれてきます。
請負現場では社員の定着率も高く、品質向上への主体的な関与が、製品にも好影響を及ぼしております。
こうした「文化としての改善活動」が現場に定着したとき、企業にとっては永続的な競争優位の基盤となります。
弊社はこの請負モデルを通じて、これからも国内のモノづくり企業に広く貢献出来ると確信しております。
【多様な人材の受け入れと次代への挑戦】
また、政府が進める外国人労働者34万人の受け入れ政策に対しては、地域社会との共生を見据え、官民が連携してその環境整備に取り組むことが必要です。
弊社におきましても、外国人労働者の受け入れに際し、就労環境と生活面での支援体制の整備を拡大してきました。
現時点では特定職種に限定された制度ではありますが、受け入れ基盤を確立することで、将来的には海外から研究開発人材や高度専門人材が集う国づくりへとつながるものと考えております。
弊社は「人に付いた技術で日本のモノづくりを支援する」という理念のもと、変化の激しい時代にあっても、一人ひとりの人材の可能性を信じ、価値ある成長の場を提供する企業であり続けます。
今後も、既存のビジネスモデルを一層磨き上げながら、同時に次代を見据えた新たなサービスの創出に、果敢に挑戦してまいる所存です。


















