ご挨拶
2025年、社会は急速な技術革新と社会課題が交錯する新たな局面にあります。労働力不足や賃金上昇への対応、AIやロボット技術の本格的な活用など、企業経営には柔軟性と革新が求められています。このような時代において、弊社は「設備と敷地を持たない製造業」「人材輩出企業」という独自のスタンスを掲げ、これまで以上に挑戦を続けてまいります。
「人に付いた技術」で日本の製造業を支援
弊社は、「人に付いた技術で日本のモノづくりを支援する」という理念を基盤に、人材育成に取り組んでまいりました。特に、リカレント教育(学び直し)を通じて社員が現場で培った匠の技術とデジタル技術を融合した「アナログ・デジタル」スキルを創造し、次世代を担う人材の育成に力を注いでいます。また、外国人労働者の受け入れ体制を整備し、多様な人材が活躍できる環境づくりを進めています。これにより、日本が「選ばれる国」となるための基盤作りに貢献してまいります。
「お節介な会社」としての新たなチャレンジ
弊社は新たな行動指針として「お節介な会社」を標榜し、採用、人材育成、社員対応においてさらなるチャレンジを進めてまいります。社員一人ひとりの成長と成功を支援することで、技能社員やスタッフが胸を張って働ける環境を提供します。単に人材を供給するだけでなく、社員が自身のキャリアを通じて充実感と達成感を得られるよう、「お節介」ともいえる丁寧な対応とサポートを行います。
技術革新と労働力不足への対応
2025年は、生成AIやマルチモーダル技術、ロボットとの融合が本格的に経営に活用される年となります。弊社では、AIやロボットの導入にチャレンジし現場の効率化や安全性向上に取り組んでまいります。こうした技術革新により、枯渇する労働力を補いながら、生産性向上と競争力強化を目標とします。また、最低賃金の引き上げや労働環境の改善といった社会的な動きに対応し、持続可能な経営モデルを構築してまいります。
未来への展望
超高齢化社会や労働力不足といった課題に直面する中、弊社は「人に付いた技術」を軸にした持続可能な成長を目指しています。社員の健康とウェル・ビーイングを大切にし、多様性を尊重した働きやすい環境を整備することで、社員一人ひとりが自分の力を最大限に発揮できる組織をつくります。また、地域社会やお客様との信頼関係を深め、日本の製造業を支える存在としてさらなる価値を創出してまいります。
本年も社員一同力を合わせて挑戦を続けてまいります。引き続き、平山にご期待いただくとともに、皆様のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。